バリでの暮らし

流山児★事務所 旅する劇場 『 西遊記~JOURNEY to the WEST~』バリ島公演を観た

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ウブドからデンパサールへ行く途中のシンガパドゥにあるアートスペースにて。こんな場所があったとは知らなかった

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私の芝居経験は下北沢の小劇場で1回、地元埼玉県飯能の中央公園で観たテント芝居の2回。両方とても面白かった。今回は内容が『西遊記』。子ども達も楽しめるはず。

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開演前の様子。数日前に偶然知人のブログやFacebookで公演の知らせを聞いたので来る事が出来た。音楽監修がムーンライダーズの鈴木慶一氏で、開演前は『スカンピン』が流れたりと1人でうぉ~と盛り上がっていた。

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開演時間を過ぎて『そろそろかな?』なんて言ってたらいきなり会場が真っ暗に、次の瞬間には大音量と照明と芝居が始まり、横に座る7歳の息子はポカーンとした顔で見ている。

俳優さんの声が少し聞こえづらかったものの、インドネシア語字幕が常にステージ後ろの上部にリアルタイムで映し出される為、インドネシア人の観客も大爆笑。
時折インドネシア語やバリ語でセリフが書かれたボードを使ったり、インドネシア語を使ったり、日本人もインドネシア人も楽しめる内容。

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何度もステージが真っ暗になり、芝居が終わったと勘違いされて拍手が巻き起こり、その度にまた話が続く、でも飽きない。また笑う、の繰り返し。

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何度も繰り返されるストーリー、後半舞台をあっちへこっちへ走り回るドタバタ具合に子どもと一緒にゲラゲラ笑う。俳優さんが汗だくになりながらお芝居している熱気が伝わるのか、最後はジーンと痺れた様な感覚になってしまった。

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とてもリアリティのある夢を見ている様な。終わった後、娘は金髪の孫悟空(知人のS先生に似てる!と家族で話題に)さんと一緒に写真撮れて、とても幸せそうだった。

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私たち夫婦は何と言っても『三蔵法師』!何度も縛られた状態で『これ悟空!!お前は何度言ったら~~』と舞台袖からクネクネ出てくる姿や、最後全員が踊るシーンでヘトヘトになっている姿にグッと来てしまった。皆が孫悟空と写真を撮っている間に『あの、すいません』とお願いして『あ、はいはい!』と快く立ち上がって頂いたものの、Lさんが『服をお脱ぎになって頂けますか~』とお願いしたら、これまた快く脱いで下さり、良い思い出に。

今回の会場、入り口に旗が出ているとの事でバイクで行ったところ、普通のバリ人民家の入り口にその旗があり、駐車場が無いものの入り口にバイクを停めてこんにちは~と中へ。

中はとても広くて、何棟もある家を抜けた所に劇場の建物があり、そこへ通じる路地もあった。ウブドからだと、民家の入り口からさらにデンパサール方面に少し進んだところが路地の入り口だったらしい。

普通の民家だったので『??』となったものの、日本人の集団がメイクをしていて、すぐに劇団員の方達と分かり、その中の中年男性が『この奥だよ』と教えて下さった。今思うとその方が代表の流山児 祥(りゅうざんじしょう)さんだった。

是非またバリ島で公演して頂きたい。何故無料だったのか分からないが、次回は有料でも観たい。

■氏のオフィシャルブログより

流山児 祥(りゅうざんじしょう)
流山児★事務所代表。演出家。劇作家。俳優。
日本演出者協会副理事長。
1947年生まれ。状況劇場、早稲田小劇場を経て、1970年「演劇団」を旗揚げ、1984年小劇場界の横断的活動を目指すプロデュース劇団「流山児★事務所」を設立。
“第二次小劇場世代”のリーダーとして 30余年を疾走し、演出作品は前人未到の250本に迫る。数多くの話題作を国内外で演出し、国際的に高い評価を得る。最近は中高年劇団=楽塾、高齢者劇団=パラダイス一座による「シルバー演劇革命」を実践し話題を集める。
「演劇の持つ自由さを追い求め「世界」を飛び廻る「アングラの帝王」。

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インドネシア・バリ島・ウブド近郊で海外起業した妻と出会い結婚。娘・息子・犬・猫と毎日ワイワイ言いながら暮らしています。 趣味は毎朝自宅2階のベランダから拝むアグン山、朝陽など風景の写真・ドローン撮影。

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