自宅のあるウブドからブドゥグルへ、義姉家族と1泊2日旅行へ行って来た
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ウブドから車で約1時間半、標高1,200mの高原
南国バリでも乾季のこの時期(8月)は夜になると20度を下回る気温になり、昼間の気温30度に慣れている身にとってはフリース無いと寒くて震えるほど。
ウブドから徐々に高度を上げて、最後に峠を越えた坂道を下ると、ブラタン湖という美しい湖が。
ここはインドネシア国内でも有名な観光地のひとつで、毎日沢山の観光客で賑わい、道路はもちろん混み合う。
特に湖畔のお寺が知名度が高いんです。何故かというと、5万ルピア札の裏面にこのお寺が印刷されているからです。
こちら実物のお寺(ボート上から撮影)
ウブドから1時間半なので日帰り観光でも充分な距離ですが、翌日朝イチで『Bali Tree Top』というアスレチックに子ども達を連れていく約束をしたので、それなら折角だし泊まってみようか!と。
Bali Tree Top
(下の画像をクリックするとwebサイトへジャンプします)
観光地なので朝10時過ぎには道路が混み始めます。なのでウブドを9時に出発。
わたし、毎週日曜日の早朝に車でブドゥグルへ行き始めてかれこれ3年が経ち(2014年の時点で)、おそらく日本人で1番ブドゥグルに通っているではないかと思う(ブドゥグルに暮らしていらっしゃる方は別として)。
早めに出発したので1時間で到着。まずは宿泊地のホテル『strawberry hill』へ。
ブドゥグルへ行く峠道の頂上付近に位置する、とても景色の良いホテル。
Starawberry Hill
初めて嫁さんに『あのホテルが凄く良さそうやよ!暖炉があるんやって!』と興奮気味に言われた時には
『え、あの毎週通る見慣れた看板のホテル?どうなんだかなぁ・・』と思っていたが、ホテルフロントからして何だか期待感高まる。
へ~中はこんな風になってんだ!と初めから期待していなかった分感動は大きい!
峠道の大きなカーブの内側に位置しているので、道の下と上に2箇所の入り口がある。
ウブド側から来たら下側の入り口から、ブドゥグル側から来たら上の入り口から入ることが出来て便利。
こちらフロントから下側の入り口を撮影しています。
こちらは峠道上側の入り口。ブドゥグル方面。
この先もう上り坂は無く、6カーブぐらいで分水嶺を越えて下り坂に。その先すぐにブドゥグルの観光市場や、植物園やBali Tree Topへ行く交差点(大きな黄色いトウモロコシ像があるので目立つ)へ。
毎週ブドゥグルに行く度に見ている目立つ看板。
フロント&レストラン建物の壁上部にはめこまれている、木製の彫り物。1960年(昭和35年)って書いてあります。恐らくお隣ジャワ島から移築した建物。
私のバリでやりたい事の一つに、『ジャワ島から木造家屋を移築して遊び場として使う』がありまして、もっと仕事頑張らなくては-!と決意を新たに。
左手前の建物がレストラン、その奥がフロント。通路奥の茶色い壁の向こうに見える屋根はゲストルーム。
こぢんまりと、そして可愛らしい建物と敷地内のデザインにずっと嬉しい気持ちが続く。
こちら暖炉のあるレストラン。階段があり2階に続いている。
まさかバリで暖炉がある建物があるとは。。。
レストラン2階。
そのレストラン2階から見える景色がまた気持ち良いったらもう。
そして1階には暖炉が!これは夜になったら子ども達喜ぶだろうな。
まだ到着したのが10時だったので、荷物だけ預けて車で5分のブラタン湖へ。
ブドゥグル一番の観光地、ブラタン湖
すでに大勢の観光客が訪れている湖。
ここへ来たら必ずする事になっている儀式をば。
園内にはこんな遊具もあるので、お子さん連れはレジャーシートを持参されると芝生に座りながらお子さんが遊ぶのをゴロゴロしながら見られる。
早速観光ボートで湖をぐるりと巡る事に。
しゅっぱ~っつ!ってあれ、ハンドル直しながら運転してますよお兄さん。
対岸に位置する場所にあるホテル。
日本でもお馴染みのスワンちゃん。ボートが通った後の波を受けてキャーキャー楽しそう。
お昼は近所のワルンでバクソーアヤム(鳥の肉団子汁、春雨入り)を。
いつもお世話になっている農家のグデさんに連絡して、いつも野菜を受け取りに行っているご自宅へ。
有機野菜栽培農家のグデさん宅へ
グデさんは有機野菜農家で、日本でもお馴染みのキャベツ、白菜、大根、人参、じゃがいも、ブロッコリー、ブドゥグルが有名な産地のイチゴなどを栽培している。
自分の土地以外にも近所の空いた土地を借りて、少量多品目栽培を実践されていて、わたしは毎週グデさんから仕入れた野菜を毎週日曜日sisiプンゴセカン店裏で開催されているサンデーマーケットで販売している。
『ちょうど先日、牛の赤ちゃんが生まれたんだよ』と。化成飼料は一切与えず、栽培している野菜の葉などを与えているそう。
ブロッコリー畑。虫が付いたらどうするの?と聞いたら、天然素材の忌避剤を散布する、との事。虫は死なずに逃げるだけだけど、農薬をかけるよりはマシですよ、とも。
それでも虫が付いてしまう事はあり、こちらがそのひとつ。虫が1匹もいないブロッコリーは有機栽培では無いと思いますよ、と。確かに毎回ブロッコリーには青虫が付いてるので販売前に出来るだけ逃がしている。
人参畑と人参の花。種取り用に残している。
どこに人参が植わっているのか分からない程、雑草も一緒に共生している。人参よりも伸びない程度に草刈りをするのがコツなんだそう。抜いた人参の土を落としてグデさんと食べた。程よい苦みと甘味が美味しかった!
ブドゥグルで馬に乗れるカフェへ、しかし・・
イチゴ狩りに満足した子ども&大人達。これまた近所の、Pak Oles(Minyak Bokasi:ミニャックボカシ=1家に一つは必ず置いてある万能薬(オイル)を作る会社の社長さん。EM菌で有名な沖縄大学の比嘉教授の元で勉強をした後、バリに戻って研究所を設立、EMを利用した先のオイルを開発した)が経営するカフェへ。
ところがお店は閉店していた!!!が、この先に同系列の店があるから!とグデさんの案内で一山越えて、もう一つの湖が一望できる同系列のカフェへ。
ちなみにこちらのお店、ピサンゴレン(バナナ揚げ)などを注文すると、コーヒーが無料で付いてきます。子ども達におやつを食べてもらいがてら、大人はコーヒーでひといき。
景色も良くて、雲が湧いて流れていくのが目と鼻の先で見えていた。
バイクで私達を誘導してくれたグデさん、素足にノーヘル。おいおい。。しかも寒いのに半袖!さすが現地に暮らしているからか寒さに強い!?
私を覗いて全員車でホテルに帰り、グデさんのバイクの後ろに乗って、日本人が栽培しているトマト農園の見学に。
日本の桃太郎トマトがバリ島で栽培されていた
以前から日本人の方がトマトを栽培している、という話を聞いていたので、アポ無しでしたが会いに行って来た。
ちょうどいらっしゃったので、しばらくお話を。Mさんは私の事やサンデーマーケットをご存じで、早速1キロほど予約。(結果、サンデーマーケットで完売!)
まだまだ試行錯誤の連続だとおっしゃっていましたが、これからも頑張って美味しいトマトを作って頂きたい。
ホテルに戻り、夜のディナーと暖炉
ホテルに戻ると雲が出始めて、急激に冷え込んできた。フリース着ててもかなり寒い程。いつも裸足に草履なので靴下持って来て正解。
部屋は木製の床で、広くはないけど、とても落ち着く雰囲気。
strawberry hill という名前のとおり、部屋の前にちゃんとイチゴ畑あった。
夕食はどれもこれも美味しそうで、しかも安い!ほとんど2万ルピア台から4万ルピア台(200円~400円)。
私がオーダーしたのは野菜カレー。
暖炉を前にしてくつろぐバリ島の夜
子ども達は生まれて初めて見る&体験する暖炉にかなり興奮。燃える薪をやたらといじろうとするので、いちいち注意するので落ち着かず。
気温はどんどん下がり、暖炉の暖かさが身に染みます。ここ、バリなんだよなぁ。。。
月明かりがほんのりと。夜は何度か寒さで目覚める程でした。防寒対策はしっかりと。
ブドゥグルから見えるアグン山
翌朝は7時に朝食の予約を入れたので、娘とレストランの2階へ。
アグン山見えるかな、と思ったけど残念ながら曇り空。
まあ仕方ないよねー、なんて話しながらご飯を食べていたら、ほんの少しだけ山頂部分が見えてきた。
ウブドから見える景色とは違い、山頂が尖って見えるのが特徴。季節にもよるが、場所によってはアグン山から昇る朝日を拝む事も出来ると思う。
1泊2日、夕食、朝食を含めて家族4人(大人2名、子ども7歳と5歳)で約1万円。
すっかり気に入った私達家族。次回はもっと色々と準備して来ようね、と話しながらウブドへ帰宅した。