私がいまバリで一番オススメする場所が、ウブドからバイク・車で約20分のシヴァン村にある竹の工房『PT BAMBOO PURE』と、竹でこんな建築が出来るのか!?と思わせる『GREEN VILLAGE』。
グリーンスクール含めて、この数年で日本でも話題になる事があるそうで、このブログでも1番の人気記事です。
私がバリに来るきっかけとなった『竹』。現在バリ島内に数ある竹の工房の中で最高の技術と建築物のある場所。
見学ツアーは竹の工房とバンブーヴィレッジの2箇所
この見学ツアーは有料。午前と午後のツアーがあり、竹の工房(PT BAMBOO PURE)と、竹の建築物(GREEN VILLAGE)の2箇所を巡ります。
所要時間は2時間ほど。GREEN VILLAGEのみ見学出来るコースもあります。竹の工房のみ見学は今のところコースがありません。
■見学ツアー申し込みページ
http://greenvillagebali.com/visit/book-now/
蚊が多いので、事前に虫除けスプレーなどで対策される事をお勧めします。
ツアー申し込みは上記のサイトから(午前のツアーは『MORNING TOUR』、午後は『AFTERNOON TOUR』と表記があり、その下には各施設へのGoogleマップリンクがあります)または電話にて可能です。現地まではウブドからだとレンタルバイクで行くことも可能です。
グリーンスクールとはバリ島でジュエリービジネスを大成功させたカナダ人のジョン・ハーディが『接続可能な社会を担う、次世代のリーダーを育てる学校』として設立したインターナショナルスクール。2008年に約90人の生徒数で始まり、今や生徒数は400名を越えて、さらに世界各地から入学希望者が後を絶たない程。(2015年2月の時点)
学校の取り組みもさることながら、多くの人の目を惹いたのが今までに無いデザインの建物。しかもその柱や壁、床が竹。
工房入り口の門前には2名のスタッフがトランシーバー持参で待機。私がバイクで到着すると名前を聞かれ、トランシーバーで私の名前を確認。
待合場所の東屋には鍵付きロッカーがあり、貴重品を預けることが出来ます。
工房は撮影厳禁。唯一撮影可能なのは入り口入ってすぐにある、大量の竹が置かれている小屋のみ。
バリ人の案内スタッフ、モコさん、なんと私と10年以上の付き合いがある知人の弟で、彼の奥さんは私が毎週サンデーマーケットで販売する卵を販売する人だった!世の中狭いなぁ。彼が英語で竹の種類、栽培方法、どの様にして品質の良い竹を購入するのか、生産者との取り決め、工房での防虫処理方法、床材や天井材の制作方法などを詳しく説明しながら工房を巡る。
竹で一番心配されるのが『虫食い』。この施設での防虫処理方法は、ボイラーや排水処理の設置もしっかりと考えられた万全の設備でした。これだけでもすごい。竹の家をここでオーダーする人達は、この工房を見学すればかなり安心するのでは、と思う。
グリーンヴィレッジへ
工房から車で10分ほどにあるグリーンヴィレッジ、渓谷にへばり付くように建てられた竹の家。モデルルームは宿泊可能で、他の建物はすでに購入して暮らしている方達がいらっしゃる。
面白いなと思ったのが、基本的に外壁が無いオープンな家が多い中、1軒だけしっかりと壁(もちろん竹製)が付いて、エアコン完備(外から見るだけだったが、室外機があちこちに取り付けられていた)の家があった事。
自然素材にこだわりつつも、そこは譲れなかったのか、と妙に納得。
雨季の大雨で地滑りが起きたら一発アウトだなぁ、とか思いつつ、その建築技術には驚かされるばかり。見学した家は渓谷の斜面に沿って4~5階建てになっており、まるで遊園地のアトラクションの様。
『渡辺篤史の建もの探訪』の様な気分で『ほぉ~!』しか言葉が出ない。なので沢山撮影してきました。ではどうぞ~。
ベッドルームには天蓋が付いて、蚊よけネットがあり、枕側の壁上部にはエアコンが取り付けられていました。
どうです?写真だけじゃよく分からないかな?竹に興味が無くても、この建造物は一見の価値があると思いますよ。
竹の工房とグリーンヴィレッジの見学で約2時間ほど。ツアー開始は午前10時なので終わるのが12時過ぎ。最後に敷地内にあるカフェに案内されて、食事やお茶の注文を聞かれますが、これはツアー料金に含まれていません。
■グリーンスクールも同日に見学されたい方はこちらからどうぞ
https://www.greenschool.org/book-a-tour/
竹の建築物のすごさももちろんだけど、これらを作り出す品質の良い竹を、栽培する所からしっかりと管理している所が一番すごいな、と思いました。
このシステムを作り上げるまでに相当な労力があったんだろうなぁ、と思わずにはいられません。
今のところこれらの建物をオーダーすると、数年は待たないといけない程の人気だそうです。