久しぶりに自宅や仕事場のお店以外でPC持ち込んで作業をしたくなり、嫁さんとスペイン人コンビ『JJ』の3人で運営するベジタリアンカフェの『warung sopa(ワルン・ソパ)』へ行って来ました。
子ども達を学校に送り、その足でお店へ。到着したのは8時半過ぎ頃。すでに2組ほどお客様がいらっしゃいました。
スタッフのイブ(お母さん)達は忙しそうにおかずを作り続けていますが、いつも目に入る『水のディスペンサー』、水タンクが付いていません。
■水のディスペンサーとはこれです。(水野ディスペンサー、って名前ありそう)
この画像の上に付いているのが水が入っているタンク。バリでは『ガロン』と呼ばれています。
ガロンの交換時は力が必要なので、その場に居合わせると必ず代わりに交換する様にしています。
が、『ディスペンサーが水漏れするから使えない』と。
そっかー、じゃ新しいの買おうか、、、とはならず、修理出来るなら直そうと思いまして、近所の建築資材屋さんへ。
因みにバリではどの村でもこの手のお店ってのは結構ありまして、ちょっと釘が、とかネジが、という時に重宝するのです。
水漏れしているのは、お湯が出るレバー部分で、形は少し違っても水漏れが止まればOK。
で、売ってました、もの凄い埃にまみれた状態で。1万ルピア也(約100円)。
右が水漏れしているオリジナル、左が購入後、水洗いして綺麗にした交換品。
まずはディスペンサーの背面に付いているネジを外します。
ネジを外すと、中はこんなんでした。
パイプを外し、ボルトを外すとカンタンにレバーは取り外せました。
新しいレバーを取り付け、パイプをしっかりとはめこんで、ガロンを試しに設置してみます。
写真ありませんが(撮影出来なかった)、交換ホヤホヤ、新品のレバーからボッタボタと水漏れするじゃーありませんか。これじゃ交換する前と変わらないぞ!
ってな訳で、こりゃーお店に戻って他のレバーと交換しても、結果は同じっぽいな、と判断して修理を断念、新品を買うことに決定しました。
いや~朝から良い経験出来ました~、、じゃなくってPC持って仕事しに来たんだよなオレは!
しかしながら何故か私が持ってきたノートPCはwifiに繋がらず(iPhoneはサクサク繋がる)、結局大した作業出来ずにお昼に。。。大した作業はディスペンサーの修理という笑うに笑えない穏やかな陽気のお昼時ですよ、ええ。
イライラする気持ちを抑えて豆乳プリンを頂きます。旨い。
バリで物が壊れたら
直せそうなら直してみる。ダメならすぐに諦める。何とかしようとして、お店に修理出して、長いこと待たされて、結果『直りませんでした』というパターンが割と多い様に思います。
また、直ったのも束の間、すぐにまた壊れる、というパターンも。
こちらでは物が壊れたら、『だましだまし直しながら使う』という使い方が主流なのかな、と色んな物が壊れ、修理して、結局ダメで新品を購入、という経験を沢山してきた私は思います。
壊れたから新品を買おう、という経済的に恵まれた環境にある方はまだ多くなく、皆さん物が壊れたらまずは『直してみる』事を試みます。それでもダメならお店なり修理出来る人に頼むのですが、これがまたそのお店・人によって直り方が全然違うんです。技術の差、ってのがこんなに違うのか、と感心する事が多いですね。
なのでバリで暮らしていて、『これが壊れたらこの人、あれが壊れたらこの人』という『腕の良い信頼出来る人』をどれだけ多く知っているか、がポイントかな、と思う今日この頃です。