インドからネパールへ移動、日本食にありついて体調を戻した私。
この旅行で唯一の目的だったヒマラヤトレッキングに挑戦する事に。
どうやら『ランタン渓谷トレッキング』なら、登山というより、渓谷をひたすら緩やかな上りを4日間ほどかけて行く様なので、迷わず行く事に。
カトマンズからバスに乗って丸1日。途中『ここ落ちたら間違い無く死ぬな』という崖の続く砂利道(実際にバスが落ちてた!)を進み、
トレッキング出発点の村に到着。12月だったので夕方になると日本の冬並に冷え込みます。
ゲストハウスは沢山あるので、宿には困りません。かまどの火で作るネパールのご飯(ダル・バート)を頂いて翌早朝に出発。
山賊に注意、と何かの本で読んだので、道中出会うネパール人に『ひとりか?』と聞かれると『いや、後から友達が沢山くる』とウソをついて歩く日々。
数時間歩く毎に小さな集落があり、お茶を飲んだりご飯を食べたりする事が出来て、とても有り難い。
もちろんその集落は沢山の宿があり、世界中からトレッキングに来るお客さんが泊まっていました。
1~2日は木々の中を歩くけど、3日目からは広々とした谷間を進みます。
石版が並ぶ箇所が各地にあり、お経なのかな?文字が刻まれています。
ある日の朝食。
お祭りがあるのか、大人達が集まって人形の様なものを作っていました。それを眺める子ども達。
『写真撮らせてよ!』と身振りで説明したら、ちょっと恥ずかしそうな顔をして目をそらす男の子。今頃どこで何しているかな、
集落の路地は石畳があったり、とても素敵。
このトレッキング、4日目には標高3000メートルまで進み、そこで頂いたネパールの地酒『raksi=ロキシー』を飲んで一発で高山病にかかり(ホントにバカ!)、一旦2000メートル地点まで戻り1泊、翌日再度挑戦するもののやはり頭が割れそうに痛くなり、何とか最終地点の地点まで行き、あえなく引き返しました。
約1週間ほどのトレッキングでしたが、後にも先にもこれだけの日数かけて山歩きしたのは私の人生でこれだけ。恐らく今後もこんなに歩く事はないだろうな~。