オーガニック植木屋さんの素敵なご自宅へ
昨日4泊5日の旅行から帰り、ちょっと腰がピキッとなっているわたしです。
日本帰国前から日程を調整してお会いする約束をしていた飯能市のオーガニック植木屋さん、曳地トシ･ハル夫妻のご自宅『雨音堂』へ。
■オーガニックな庭作り 曳地ガーデンサービス http://hikichigarden.com/
かれこれ10数年ほど、事ある毎にお邪魔させてもらっている釘を使わない工法で作られた素敵な木造のお宅。夏涼しく、冬温かい(薪ストーブあり)。ここ数年は2月の一番寒い時期ばかりだったので今回は久しぶりの温かい季節の訪問で嬉しい。木製引き戸のトイレには沢山の素敵な本が並んでいて、いつも入る度に『あ、この本良いな、後でチェックしよう』というタイトルばかり。
ご夫婦はこれまで沢山の『農薬を使わない庭作り』に関する本を書かれています。新聞や雑誌への寄稿も多く、現在は数年前に始めた『俳句』に関連した本を執筆中で『やっと出来た！』と原稿を見せて頂いたものの、淹れたてのお茶をこぼして原稿がビチャビチャになる光景を想像して怖くなり、本になって出版されるまでのお楽しみに。
ご主人ハルさんお手製パエリア。いつも美味しいご飯を頂けるのがこれまた楽しみのひとつ。わたしのお土産はフローレス産のコーヒー『Julia』を。
『ちょうどテント芝居が飯能に来るから一緒に観に行こう』と誘って頂いて、早めの食事の後、天覧山の麓、中央公園へ。
生まれて初めてのテント芝居劇団『どくんご』観劇！
花見の季節になると賑わう公園に鉄パイプを組んだテント小屋が。思った程広く無い。
すぐ近くにトイレがあるので安心。ここに顔入れて記念撮影すれば良かった
劇団の名前は『どくんご』です。webサイトありますよ！↓
■劇団どくんご http://www.dokungo.com/
テント小屋の中は段々の座席とステージが。手作り感モリモリな雰囲気と開演前の音楽が心地良い～。結構お客さんが入っていたのに驚く。（どくんこの皆さんごめんなさい！）
入りきらないんじゃないか、と思われるほどの混み様。劇団員の女性が『すいません～！真ん中に向かってあと2センチ移動して頂けますか？』と言われて皆でお尻ずらすと結構な余裕が出来て会場がドっと温まる。良いなぁこういう雰囲気。
そして開演！こういう芝居って『アングラ芝居』って言うのかな？北海道帰りの青森で立ち寄った『寺山修司記念館』を思い出すなぁ。
■寺山修司記念館 https://www.terayamaworld.com/
後ろの幕はカーテン状になっていて、話の切り替わりと同時にシャ～～ッ！と次の背景カーテンが来る仕組み。役者さん全員の演奏から始まる。おぉ～、カホンがリズムを刻み始め、そこから大正琴、マンドリン、バンジョーが絡み合うアレンジが凄くかっこいい！セーラー服姿の子が弾くベースがこれまたグイグイ来る。
芝居自体は話がぐるぐる変わっていくので、良く分からない部分もあれば、今年役者デビューとサイトで紹介されている『ちゃあくん 』が一人芝居になる箇所がとにかく可笑しくてゲラゲラ笑う。恐らく7歳の娘もこんなの好きだろうなぁ。
最後はステージ脇や後ろの幕が全て取り払われて、小雨降る中、外で芝居をする彼ら。すぐ後ろには道路があって普通に車が走っている。運転してる人達、一体何しているんだろう？？と思われた事でしょう。
お芝居が終わり、やんややんやの大喝采。劇団員やスタッフ、そして彼らを飯能に呼んだ方達の紹介が。トシ・ハルさんと別れ、トイレに行った後、劇団グッズ販売を見ていたら劇団員さんに『今から乾杯するので良かったらどうぞ！』とお茶を頂き、ステージ上で打ち上げの乾杯に参加。スタッフの方にたまたまバリから帰国中で、偶然テント芝居を観る機会があり、とても楽しかった事を話したらいたく感心された。何でも前回の公演ではガムランの笛（スリン）の方が参加されていたそうな。
また機会があれば是非観てみたいテント芝居でした！これから秋まで全国公演するそうなので、皆さんの街にもやってくるかも！？（どくんごのwebサイトで公演予定をチェックできますよ）
■劇団どくんご http://www.dokungo.com/
6月29日(日)追記：観劇後、じわじわくる興奮をなだめつつこのブログを書いた後、劇団のwebサイトを見ている内にあの摩訶不思議な体験がボディブローの様に効いてきて、今日の午後土砂降りの雨の中、↑にも書いたトシさん夫婦へのお土産にも持参したコーヒー豆やバリの美味しい豆を差し入れに持っていきました。またどこかで観たい！